書誌種別 |
図書 |
タイトル |
少年司法における参加と修復 |
タイトルヨミ |
ショウネン シホウ ニ オケル サンカ ト シュウフク |
人名 |
葛野 尋之/著
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人名ヨミ |
クズノ ヒロユキ |
出版者・発行者 |
日本評論社
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出版者・発行者等ヨミ |
ニホン ヒョウロンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2009.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
16,362p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-535-51672-4 |
ISBN |
4-535-51672-4 |
分類記号 |
327.8
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件名 |
少年法
/
少年審判
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内容紹介 |
厳罰化・必罰化を基調とする少年法改正を批判的に検討し、修復的責任を基礎とした少年の教育・社会的支援、被害者保護、審判手続のあり方など、あるべき少年司法の改革を示す。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811159228 |
目次 |
序章 少年法改正と子どもの自己決定 |
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1 少年法と子どもの自己決定/2 自己決定と厳罰化改正/3 自己決定と審判手続/4 自律と自立のための参加と援助 |
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第1章 少年法改正と国際人権法 |
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1 問題設定/2 少年司法に関する国際人権法の発達/3 刑事処分適用の拡大と少年の刑事裁判/4 少年審判の非行事実認定と審判手続/5 少年の手続参加と法的援助の保障 |
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第2章 刑事立法の合理性-改正少年法の立法評価 |
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1 問題設定/2 刑事立法の合理性判断/3 合理性判断の基準/4 改正少年法の立法評価/5 2000年改正法の見直しに向けて |
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第3章 刑事処分相当性と検察官送致決定 |
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1 問題設定/2 刑事処分相当性の意義と改正法20条2項/3 判例分析/4 家裁が説明責任を果たすための手続保障 |
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第4章 改正少年法と被害者問題 |
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1 改正法における被害者配慮/2 処遇決定と被害感情 |
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第5章 少年審判への被害者の出席 |
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1 少年法と少年のプライバシー保護/2 少年審判の非公開と被害者出席の要求/3 イギリスにおける被害者出席の促進/4 少年裁判所「実証プロジェクト」/5 被害者の審判出席と被害者の立ち直り・癒し/6 被害者の審判出席の権利/7 家裁による被害者の出席許可 |
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第6章 刑事司法における「被害」とその回復 |
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1 「被害者のルネッサンス」/2 刑事司法における「被害」/3 刑事司法における「被害」の回復/4 「被害者のルネッサンス」の含意 |
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第7章 少年審判の構造と少年の適正手続-審判手続の憲法論 |
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1 問題設定/2 少年審判における証人審問権と伝聞法則/3 少年の適正手続と憲法の具体的権利規定/4 少年の適正手続と証人審問権・伝聞法則/5 公正な審判運営のための手続保障 |
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第8章 少年司法における対話 |
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1 審判手続と対話/2 手続参加と対話/3 イギリス少年裁判所「実証プロジェクト」/4 日本法改革の課題 |
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第9章 少年審判と少年の手続参加-イギリス法の展開から |
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1 問題設定/2 イギリス法の展開の軌跡/3 イギリス法における訴訟能力/4 少年裁判所における手続参加-T.P.対西ロンドン少年裁判所事件の高等法院行政部判決/5 具体的権利としての手続参加とその侵害に対する救済方法 |
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第10章 少年の手続参加と刑事裁判-イギリス法の新展開から |
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1 問題設定/2 イギリス法の展開の軌跡/3 特別少年裁判所の構想とその批判/4 2004年欧州人権裁判所判決/5 欧州人権裁判所判決の意義と手続改革の展望/6 日本法改革への示唆 |
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第11章 イギリス少年弁護の意義と機能 |
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1 問題設定/2 現行少年手続の概要/3 弁護権の保障と少年弁護の機能/4 少年弁護の機能に関するインタビュー調査/5 イギリス少年弁護と日本法改革の方向 |
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第12章 少年審判の処遇決定手続と少年の手続参加 |
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1 問題設定/2 処遇決定における適正手続論の展開/3 イギリス少年審判における処遇決定と弁護人の役割/4 処遇決定における少年の手続参加 |
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終章 少年司法改革の展望-厳罰化サイクルを切断するためになにが必要か |
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1 少年司法と厳罰化サイクル/2 少年司法とリストラティブ・ジャスティス/3 少年司法における主体性と参加 |