書誌種別 |
図書 |
タイトル |
最新のカルベン化学 |
並列タイトル |
Advances in Carbene Chemistry |
タイトルヨミ |
サイシン ノ カルベン カガク |
人名 |
富岡 秀雄/著
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人名ヨミ |
トミオカ ヒデオ |
出版者・発行者 |
名古屋大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
名古屋 |
出版・発行年月 |
2009.1 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,347p |
大きさ |
27cm |
価格 |
¥6600 |
ISBN |
978-4-8158-0606-4 |
ISBN |
4-8158-0606-4 |
分類記号 |
437
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件名 |
有機化学
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内容紹介 |
有機分子としては例外的に、一重項と三重項の2つの電子状態を取り得るユニークな反応種カルベン。このカルベンに関する研究の最前線を、研究法から電子状態と構造の関係、多様な反応、今後の発展まで、系統的に解説する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811153572 |
目次 |
序章 |
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1 カルベンの登場/2 カルベンの化学の特色/3 カルベンの化学の研究の変遷/4 本書の主眼点と構成/5 いくつかの注意事項 |
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第Ⅰ部 研究法 |
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第1章 カルベンの前駆体 |
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第2章 カルベンの発生条件と反応する多重度 |
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第3章 生成物分析による相対的反応性の決定 |
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第4章 分光学的研究法 |
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4-1 低温マトリクス分離分光法/4-2 時間分解分光法/4-3 光音響熱量測定法/4-4 X線を用いた“その場”観測/4-5 化学誘発動的核スピン分極/4-6 分子フラスコを用いた研究 |
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第5章 電子スピン共鳴分光法 |
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5-1 ゼロ磁場分裂パラメーター/5-2 シグナル強度の温度依存性/5-3 三重項カルベンの構造とゼロ磁場分裂パラメーターの関連/5-4 回転異性体/5-5 構造緩和 |
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第6章 理論計算 |
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6-1 計算によって予測される事項/6-2 計算手法 |
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第Ⅱ部 一重項-三重項相対安定性と構造の関連 |
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第1章 計算化学による一重項-三重項エネルギー差の理論的予測 |
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1-1 構造と多重度の関連に関する考察/1-2 一重項と三重項のエネルギー差を決定する要因/1-3 計算化学による予測結果/1-4 溶媒効果 |
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第2章 一重項-三重項エネルギー差の実験的評価 |
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2-1 光電子分光法/2-2 前平衡機構に基づいた評価/2-3 エネルギー曲面交差機構/2-4 エネルギー差への溶媒効果 |
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第Ⅲ部 反応1-付加,挿入,引き抜き |
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第1章 アルケンとの反応 |
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1-1 多重度による反応パターンの違い/1-2 二重結合に対する反応性の分類/1-3 分子内付加/1-4 1,3-ジエンへの1,2-付加と1,4-付加 |
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第2章 C-H結合との反応 |
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2-1 一重項カルベンの反応/2-2 三重項カルベンの反応/2-3 水素原子トンネル反応 |
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第3章 C-C結合との反応 |
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第4章 ヘテロ原子を含む化合物との反応 |
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4-1 O-H結合との反応/4-2 イリドの形成/4-3 二酸化炭素との反応/4-4 窒素分子との反応 |
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第5章 酸素との反応 |
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第Ⅳ部 反応2-転位 |
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第1章 1,2-転位 |
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1-1 カルベンでの1,2-転位/1-2 転位の立体化学/1-3 カルベンを中間体として含まない1,2-転位-励起状態での転位 |
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第2章 Wolff転位 |
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2-1 生成物分析による研究/2-2 時間分解分光法による研究 |
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第3章 1,2-転位を利用する高ひずみ化合物の合成 |
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3.1 1,2-C転位による橋頭位アルケンの合成-橋頭位アルケン⇄カルベン異性化/3-2 Wolff転位によるひずみ化合物の合成 |
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第4章 カルベン-カルベン転位 |
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4-1 ケトカルベン-ケトカルベン転位/4-2 アリールカルベンの相互変換/4-3 Skattebφl転位 |
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第5章 分子の空洞内(分子フラスコ中)での転位反応の研究 |
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第6章 フラグメンテーション |
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第Ⅴ部 新しい展開 |
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第1章 カルベン反応における溶媒効果 |
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1-1 項間交差/1-2 一重項での反応性/1-3 フェムト秒時間分解による研究 |
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第2章 励起カルベンの反応 |
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2-1 溶液中での分子間反応/2-2 分子内反応 |
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第3章 求電子性カルベンと求核性カルベン |
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3-1 π系との共役-シクロペンタジエニリデンとシクロヘプタトリエニリデン/3-2 求電子性-求核性(Philicity)の理論計算による取り扱い-強い求電子性カルベン/3-3 非共有電子対による一重項カルベンの安定化-求核性カルベン |
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第4章 安定な一重項カルベン |
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4-1 安定な一重項カルベンの実現/4-2 安定な一重項カルベンの反応/4-3 安定な一重項カルベンとLewis酸および塩基との反応/4-4 安定な一重項カルベンと遷移金属の錯体-触媒配位子への応用 |
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第5章 三重項カルベンの安定化 |
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5-1 三重項ジフェニルカルベンの安定化/5-2 多核芳香族三重項ジアリールカルベンの安定化/5-3 新しい保護法の開発/5-4 三重項カルベンの“その場”直接観測 |
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第6章 高スピンポリカルベン-有機磁性材料への展開 |
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6-1 高スピン有機分子の設計指針/6-2 多重度の決定方法/6-3 高スピンポリカルベンの構築/6-4 安定な三重項カルベンを用いる展開/6-5金属錯体を利用する方法-ヘテロスピン系アプローチ |