書誌種別 |
図書 |
タイトル |
白樺派とトルストイ |
サブタイトル |
武者小路実篤・有島武郎・志賀直哉を中心に |
タイトルヨミ |
シラカバハ ト トルストイ |
サブタイトルヨミ |
ムシャノコウジ サネアツ アリシマ タケオ シガ ナオヤ オ チュウシン ニ |
人名 |
阿部 軍治/著
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人名ヨミ |
アベ グンジ |
出版者・発行者 |
彩流社
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出版者・発行者等ヨミ |
サイリュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2008.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
301p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7791-1384-0 |
ISBN |
4-7791-1384-0 |
分類記号 |
980.2
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件名 |
Tolstoi Lev Nikolaevich
/
武者小路 実篤
/
有島 武郎
/
志賀 直哉
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件名 |
トルストイ レフ・ニコラエヴィチ
/
ムシャノコウジ サネアツ
/
アリシマ タケオ
/
シガ ナオヤ
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内容紹介 |
人道主義思潮の中心にあった白樺派とトルストイの関係はどんなものだったのか? 白樺派の中核にあり、かつ最もトルストイと関わりの深かった武者小路実篤及び有島武郎、そして志賀直哉を取り上げてその関わりを考察する。 |
著者紹介 |
1939年宮城県生まれ。筑波大学名誉教授。専攻はロシア文学、比較文学。著書に「ソ連邦崩壊と文学」「独習ロシア語」「シベリア強制抑留の実態」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811119960 |
目次 |
第一章 武者小路実篤のトルストイ受容の足跡 |
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1 武者小路実篤とトルストイ-序節/2 武者小路実篤のトルストイとの出会い-『我宗教』『我懺悔』『ルツェルン』などの受容/3 武者小路の初期のトルストイ受容の足跡-『イヴァン・イリイッチの死』『アンナ・カレーニナ』『神の王国は爾らのうちにあり』『闇の力』などの受容/4 権力批判の論文『なくて吐はぬもの一つ』の感化/5 『クロイツェル・ソナタ』の衝撃/6 大正期における『さらば我ら何をなすべきか』の影響 |
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第二章 トルストイ主義の影響-トルストイアン武者小路実篤について |
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1 トルストイアン武者小路実篤/2 武者小路の非戦論と人道主義的行動におけるトルストイ主義の感化/3 実篤の作品の中のトルストイ/4 実篤の民話とトルストイ |
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第三章 武者小路実篤におけるトルストイ主義と反トルストイ主義 |
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1 トルストイ主義への反発/2 トルストイの引力と彼への反発の狭間で/3 トルストイ主義の軌道修正あるいは修正トルストイ主義へ |
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第四章 武者小路実篤とロシア文学、およびその周辺 |
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1 武者小路とドストエフスキー/2 武者小路とロシア文学/3 武者小路実篤と徳富蘆花 |
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第五章 <新しき村>の建設-人類共生の夢を求めて |
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1 トルストイ主義的理想郷<新しき村>の建設/2 <新しき村>の生活とその現在/3 <新しき村>批判をめぐって/4 <新しき村>の思想-武者主義的思想の確立/5 <村>のその他のトルストイアンたち |
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第六章 武者小路実篤におけるトルストイの影響と人道主義 |
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1 評伝『トルストイ』について/2 実篤と老翁の思想的な類似性/3 武者小路実篤および白樺派と人道主義 |
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第七章 終生の師トルストイと共に生きて |
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1 トルストイアンであることを否定はしたが…/2 トルストイを終生の師として生きる |
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第八章 有島武郎とトルストイ |
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1 有島武郎とトルストイ-序節/2 有島の留学前におけるトルストイ受容/3 留学時における有島のトルストイ心酔/4 トルストイ崇拝の中での教会離反と文学への傾斜/5 クロポトキンとその他のロシア文学受容、そして文学の道へ/6 有島のトルストイ文学受容/7 留学後のトルストイ及びその他のロシア文学受容/8 有島晩年のトルストイ受容/9 農場解放をめぐって/10 この章の結論にかえて |
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第九章 志賀直哉とトルストイ |
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1 志賀直哉とロシア文学/2 志賀直哉とトルストイ文学/3 志賀直哉とトルストイの文学と作風の一定の類似性 |