書誌種別 |
図書 |
タイトル |
国際レジームとガバナンス |
タイトルヨミ |
コクサイ レジーム ト ガバナンス |
人名 |
山本 吉宣/著
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人名ヨミ |
ヤマモト ヨシノブ |
出版者・発行者 |
有斐閣
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウヒカク |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2008.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
20,450p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2900 |
ISBN |
978-4-641-17344-6 |
ISBN |
4-641-17344-6 |
注記 |
文献:p397〜438 |
新聞書評情報 |
日本経済新聞 |
書評掲載日 |
2008/08/10 |
分類記号 |
319
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件名 |
国際政治
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内容紹介 |
現在の国際政治を分析する上で欠かせない基本概念である「国際レジーム」論を国際政治学全体の中に位置づけ、理論的にその内容を解明。経済分野と安全保障分野に応用して、実証的にレジーム概念の分析的有効性を明らかにする。 |
著者紹介 |
1943年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。青山学院大学国際政治経済学部教授。「「帝国」の国際政治学」で読売・吉野作造賞、青山学術褒賞受賞。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811087706 |
目次 |
序章 国際レジームとガバナンス |
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1 第二次世界大戦後の国際政治理論/2 冷戦後の国際政治理論/3 九・一一/イラク戦争以後の国際政治理論 |
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第Ⅰ部 国際レジーム |
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第1章 国際レジーム論の定義と位置づけ |
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1 国際レジームの定義/2 国際レジームの要素/3 国際レジームの制度化と類型 |
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第2章 力・利益・規範 |
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1 力・利益・規範の相互作用/2 行為の規定要因/3 レジームと行為者(行為)との関係 |
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第3章 レジームの形成・維持・変容 |
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1 設計と自生/2 力や影響力からのレジーム/3 利益に基づく交渉によるレジーム/4 利益に基づいた自然発生的なレジーム/5 規範 |
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第4章 フィードバック・システム |
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1 問題の認識/2 多国間交渉と二レベル・ゲーム/3 レジームの効果・有効性/4 レジームの変容/5 功利的レジームと道徳的レジーム、そしてレジームの有効性 |
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第Ⅱ部 レジームの複合体とガバナンス |
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第5章 レジーム複合体とレジーム間の相互作用 |
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1 単体のレジームの類型/2 レジームの複合体/3 国家の行動と国際システム |
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第6章 グローバル・ガバナンス |
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1 グローバル・ガバナンスの出自と定義/2 レジームとグローバル・ガバナンス/3 グローバル・ガバナンスの類型/4 グローバル・ガバナンスへの変容のダイナミックス |
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第Ⅲ部 経済分野における国際レジームとガバナンス |
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第7章 レジーム論から見たGATT/WTO |
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1 レジームとしてのGATT/WTO/2 GATT/WTOとレジームの創設・維持・変容/3 グローバル・ガバナンス化から見たGATT/WTOの変容/4 グローバル・ガバナンス化の功罪 |
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第8章 地域経済統合の展開 |
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1 三つの波/2 第一の波と地域統合の理論/3 地域統合の自己発展/4 地域統合の比較/5 地域統合の相互作用 |
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第Ⅳ部 安全保障分野における国際レジームとガバナンス |
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第9章 国際的安全保障システムの変容 |
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1 脅威の類型/2 戦争・内戦・国際テロ |
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第10章 安全保障システムの類型と安全保障レジーム |
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1 国際安全保障システムの四つの類型と安全保障レジーム/2 類型D/3 国際安全保障の遠近法 |
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第11章 包括的安全保障レジームの実態 |
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1 包括的安全保障レジームのタイプ/2 地域的な包括的安全保障レジームの比較/3 制度化のダイナミックスと地域の安定 |
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第12章 安全保障のグローバル・ガバナンス化 |
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1 問題の多様化と解決手段の多様化/2 主体の多様化/3 安全保障分野におけるグローバル・ガバナンス |
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第Ⅴ部 ガバナンスの射程 |
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第13章 「私」の公共空間 |
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1 プライベート・レジームへの接近の系譜/2 プライベート・レジーム/3 「公」と「私」の相互作用 |
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終章 国際レジームの可能性と課題 |
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1 まとめ/2 理論的な課題と国際レジーム論の将来 |