| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
横光利一と小説の論理 |
| 並列タイトル |
Yokomitsu Riichi,Logics of Novel |
| タイトルヨミ |
ヨコミツ リイチ ト ショウセツ ノ ロンリ |
| 人名 |
山本 亮介／著
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| 人名ヨミ |
ヤマモト リョウスケ |
| 出版者・発行者 |
笠間書院
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| 出版者・発行者等ヨミ |
カサマ ショイン |
| 出版地・発行地 |
東京 |
| 出版・発行年月 |
2008.2 |
| ページ数または枚数・巻数 |
462,8p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
￥５５００ |
| ISBN |
978-4-305-70372-9 |
| ISBN |
4-305-70372-9 |
| 分類記号 |
910.268
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| 件名 |
横光 利一
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| 件名 |
ヨコミツ リイチ
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| 内容紹介 |
大正末から戦後期という極めて困難な時期に営まれた横光の文学・文化活動をトータルで照射。特に隣接諸科学を含む理論的・実証的観点から検討することで、最終的に辿りついた倫理的課題をも究明する。 |
| 著者紹介 |
1974年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て、信州大学教育学部准教授。 |
| 言語区分 |
jpn |
| タイトルコード |
1009811057211 |
| 目次 |
序章 1924-1925 |
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第一節 「蠅」／第二節 「頭ならびに腹」／第三節 作者の<場所> |
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第一部第一章 形式主義文学論の周辺 1927-1929 |
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第一節 横光利一における科学と文学／第二節 横光の形式主義文学論における認識論と自然科学の位置／第三節 現代物理化学との交接／第四節 中河与一との論争をとおして現われたもの |
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第一部第二章 ポール・ヴァレリーとの邂逅 1929-1930 |
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第一節 河上徹太郎訳「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法論序説」(「ノート及び雑説」)の位置／第二節 認識論的アポリアの克服としての理性的自意識／第三節 普遍的自意識・「純粋自我」という「虚無」との対峙 |
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第一部第三章 一九三〇年<昭和5>における<転回> 1930 |
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第一節 「現実」の再定義と文学の位置／第二節 「真理主義」・「心理主義」の文学 |
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第二部第一章 「機械」 1930 |
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第一節 同時代評との接続／第二節 「機械」の方法／第三節 <科学>の思考と「唯心的な眼醒め」／第四節 「現実」・「自意識」・「他者」 |
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第二部第二章 「時間」 1931 |
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第一節 ベルクソン哲学の視点からの解釈／第二節 精神から身体へ-「機械」からの展開 |
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第二部第三章 「上海」(「ある長篇」)Ⅰ 1928-1932 |
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第一節 ドン・キホーテ的<身体>という論点／第二節 <書くこと>がもたらす逸脱 |
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第二部第四章 「上海」(「ある長篇」)Ⅱ 1928-1932 |
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第一節 参木における「個」の問題-和辻論理学を補助線に／第二節 参木の闘争について-個と個の関係へ向けて／第三節 連載中断の意味と再開時の変容 |
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第三部第一章 「純粋小説論」 1935 |
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第一節 形式主義文学論から「純粋小説論」へ-量子力学の位置づけを軸として／第二節 ドストエフスキー「悪霊」の読み方／第三節 九鬼周造『偶然性の問題』との接続-偶然性と他者性／第四節 小説の「噓」と「リアリズム」-偏在する対話と偶然性 |
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第三部第二章 「寝園」 1930-1932 |
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第一節 内面の形成と言語・行為-後期ウィトゲンシュタインの視角／第二節 誤射事件が問うもの-奈奈江の意志と行為／第三節 超越的他社としての仁羽との対峙-不在の<心理>の発生 |
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第三部第三章 「紋章」 1934 |
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第一節 雁金の発明行為-「無因縁」から「正義」へ／第二節 特許法のもとでの発明-「国家公益」という「正義」／第三節 「正義」の行為が抱えるアポリア-雁金の狂気の回復に向けて |
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第三部第四章 「家族会議」 1935 |
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第一節 システムとしての<心理>-N,ルーマンの諸論からの解釈Ⅰ／第二節 コミュニケーション・システムの表出-N,ルーマンの諸論からの解釈Ⅱ／第三節 忍の形象、および<書くこと>に随伴するコンティンジェンシー |
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第四部第一章 欧州旅行をめぐって 1936 |
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第一節 ジッドとの不対話、および小説「厨房日記」が示すもの／第二節 パリでの講演について-残された言葉の拡散／第三節 翻訳作品‘Young Forever'(「青春」)をめぐって／第四節 言語観の変質の意味-日本主義者横光利一の論理 |
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第四部第二章 「旅愁」Ⅰ 1937-1946 |
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第一節 「洋式」の「心魂」で「漂ふ人」／第二節 科学批判の意味／第三節 「旅愁」否定の視覚-ポスト・マルクス主義とともに |
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第四部第三章 「旅愁」Ⅱ 1937-1946 |
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第一節 矢代と千鶴子の関係をめぐって-新聞連載(「矢代の巻」)とチロルへの道程／第二節 チロルの場面の読解-千鶴子の行為を中心に／第三節 語り直されるチロルの場面、およびその後の「旅愁」について／第四節 千鶴子の物語を説むこと-小説の理想と現実 |
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終章 1946-1948 |
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第一節 「夜の靴」／第二節 「微笑」 |
