書誌種別 |
図書 |
タイトル |
刑事手続と刑事拘禁 |
並列タイトル |
Police Custody,Criminal Imprisonment and Criminal Procedure |
タイトルヨミ |
ケイジ テツズキ ト ケイジ コウキン |
人名 |
葛野 尋之/著
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人名ヨミ |
クズノ ヒロユキ |
出版者・発行者 |
現代人文社
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大学図書(発売)
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出版者・発行者等ヨミ |
ゲンダイ ジンブンシャ/ダイガク トショ |
出版地・発行地 |
東京/[東京] |
出版・発行年月 |
2007.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
19,401p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-87798-347-5 |
ISBN |
4-87798-347-5 |
分類記号 |
327.62
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件名 |
勾留
/
人権
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内容紹介 |
欧州人権条約とのダイナミックな関係のなか展開してきたイングランド・ウェールズの刑事手続法と刑事拘禁法の改革を検討し、その意義と限界を解明。日本法改革を方向づけるための指針と教訓を提示する。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811019121 |
目次 |
序章 未決拘禁と無罪推定の原則、司法的コントロール |
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1.未決被拘禁者の法的地位/2.身体不拘束の原則/3.無罪推定と未決被拘禁者の権利/4.未決拘禁の司法的コントロールと「捜査と拘禁の分離」 |
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第1章 最終手段としての未決拘禁 |
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1.身体不拘束の原則と未決拘禁の最終手段性/2.イギリス法における未決拘禁と保釈/3.欧州人権条約と未決拘禁の最終手段性/4.欧州人権条約とイギリス保釈法の改革/5.日本法改革の方向 |
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第2章 警察留置と「捜査と拘禁の分離」 |
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1.代用刑事施設問題の本質/2.未決拘禁の司法的コントロール/3.「捜査と拘禁の分離」からの二重の要請/4.「捜査と拘禁の分離」と代用監獄/5.未決拘禁の司法的コントロールと逮捕留置/6.新未決拘禁法における代用刑事施設と「捜査と拘禁の分離」/7.代用刑事施設の憲法論 |
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第3章 イギリス警察・刑事証拠法における「捜査と拘禁の分離」 |
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1.イギリス警察・刑事証拠法/2.警察・刑事証拠法による警察留置と未決拘禁/3.留置管理官の権限・義務/4.警察留置中の取調/5.留置管理官の独立性/6.捜査官への監護移転をめぐる問題/7.イギリス警察留置と「捜査と拘禁の分離」 |
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第4章 警察留置と弁護人接見 |
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1.警察留置中の弁護人接見をめぐる法的問題/2.適正処遇・権利保護のための留置担当官の権限・義務/3.「捜査と拘禁の分離」と留置:担当官の権限・義務/4.「捜査の流動性」と留置担当官における即時接見実現義務/5.弁護人接見をめぐる留置担当官の権限・義務 |
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第5章 刑事被拘禁者の法的・社会的コミュニケーションをめぐる問題状況 |
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1.受刑者の法的地位とその権利保障/2.行刑改革と社会的コミュニケーション/3.裁判を受ける権利と法的コミュニケーション/4.弁護権の保障と法的コミュニケーション/5.本書の検討課題 |
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第6章 刑事被拘禁者の法的・社会的コミュニケーションをめぐるイギリス法の展開 |
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1.イギリス刑事拘禁法の枠組と社会的コミュニケーション/2.面会/3.家族の絆・社会的繫がりを維持するための社会的援助/4.信書の発受/5.電話による社会的コミュニケーション/6.法的コミュニケーションの意義とその権利の発展/7.法的コミュニケーションをめぐる具体的問題 |
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第7章 基本的人権としての社会的コミュニケーション |
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1.社会的コミュニケーションの法的性格/2.社会的コミュニケーションに対する制限/3.未決被拘禁者の社会的コミュニケーション/4.社会的コミュニケーションの保障のあり方 |
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第8章 裁判にアクセスする権利と法的コミュニケーション |
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1.法的コミュニケーションの法的性格/2.法的コミュニケーションに対する制限とその保障のあり方 |
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第9章 弁護権の実質的保障と法的コミュニケーション |
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1.自由かつ秘密の法的コミュニケーション/2.刑事訴訟法39条1項と信書の秘密性/3.刑事訴訟法39条2項と刑事拘禁法上の制限 |
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終章 新被収容者処遇法における法的社会的コミュニケーション |
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1.新被収容者処遇法における受刑者の社会的コミュニケーション/2.新被収容者処遇法における受刑者の法的コミュニケーション/3.新未決拘禁法における被疑者・被告人と弁護人とのコミュニケーション/4.新未決拘禁法における社会的コミュニケーション/5.刑事被拘禁者の権利保障の実質化 |