書誌種別 |
図書 |
タイトル |
経済格差の研究 |
サブタイトル |
日本の分配構造を読み解く |
タイトルヨミ |
ケイザイ カクサ ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
ニホン ノ ブンパイ コウゾウ オ ヨミトク |
人名 |
貝塚 啓明/編著
財務省財務総合政策研究所/編著
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人名ヨミ |
カイズカ ケイメイ ザイムショウ ザイム ソウゴウ セイサク ケンキュウジョ |
出版者・発行者 |
中央経済社
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出版者・発行者等ヨミ |
チュウオウ ケイザイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2006.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,5,339p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
4-502-65770-0 |
注記 |
汚れあり(地),折れあり(表見返し) |
分類記号 |
331.85
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件名 |
所得分配
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内容紹介 |
我が国の経済格差の実態はいかなるものか? 望ましくない経済格差の是正手段はどうあるべきか? 「格差社会」を多角的に検討し、税制や社会保障制度の改革への提言を行う。 |
著者紹介 |
中央大学研究開発機構教授、財務省財務総合政策研究所名誉所長、東京大学名誉教授。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810923475 |
目次 |
序章 |
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1 格差問題の位置づけ/2 経済格差の実態と要因/3 所得再分配政策の効果/4 社会保障制度をめぐる格差の問題と所得再分配/5 税制による所得再分配/6 所得再分配政策の今後 |
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第1章 所得格差の動向とその問題点 |
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1 はじめに/2 所得格差の動向-格差拡大はあったのか/3 格差拡大の要因は何か/4 税・社会保障制度の再分配効果/5 子供の貧困にどう向き合うか/6 まとめと今後の展望/補論:不平等度指標と要因分解の手法について |
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第2章 公的年金の世代間格差 |
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1 はじめに/2 世代間・世代内移転の実態/3 なぜ世代間格差が発生するか?/4 世代間格差にどう対処すべきか?/5 まとめ/補論:厚生年金・国民年金の生涯負担・給付の推計 |
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第3章 今後における望ましい公的年金制度のあり方 |
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1 はじめに/2 所得分配と所得再分配/3 公的年金制度のあり方/4 今後における望ましい公的年金制度のあり方(1)-1階部分/5 現行基礎年金の財源調達方法における問題点/6 今後における望ましい公的年金制度のあり方(2)-2階部分 |
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第4章 医療の特性とその政策対応 |
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1 はじめに/2 健康格差の基本課題/3 医療における需給特性/4 日本の医療制度/5 今後の政策提言 |
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第5章 介護保険と所得格差 |
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1 はじめに/2 介護保険制度に組み込まれている再分配機能/3 介護保険の利用実態からみた再分配機能:杉並区のケース/4 介護保険の改革へ向けて/5 おわりに |
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第6章 ミニマムの豊かさと就労インセンティブ |
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1 はじめに/2 日本の生活保護制度/3 NITモデルとアメリカの低所得者政策/4 ミニマム福祉保障再考/5 制度の構想/6 就労意欲を支える公共的相互性/7 結びに代えて/補論 |
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第7章 日本の所得税・住民税負担の実態とその改革について |
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1 はじめに/2 データと分析手法について/3 2004年改革以前における日本の税・社会保険料負担の実態と日本の所得税の問題点/4 最近の税制改革が税負担に及ぼす影響について/5 今後の所得税改革について-所得控除の縮小と税額控除の活用/6 おわりに/補論1:所得税・住民税額の計算方法について/補論2:データから計算した所得税額(理論値)とデータに示された所得税額(データ値)の違いについて |
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第8章 相続税と経済格差 |
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1 はじめに/2 経済格差の世代間継承と相続・贈与/3 相続・贈与と経済格差/4 相続税と経済格差:理論/5 相続税と経済格差:実証/6 相続税の政治経済学/7 結論 |
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第9章 税制と社会保障制度の一体改革による格差問題への対応 |
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1 はじめに/2 基本的な考え方/3 格差問題の分析/4 税制と社会保障制度の一体改革/5 おわりに |
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第10章 格差問題と税制 |
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1 はじめに/2 格差の実態とその要因/3 低下する税制の所得再分配機能/4 若年層の格差問題と勤労税額控除 |
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第11章 社会保障と所得再分配 |
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1 はじめに/2 日本の社会保障の特徴と課題/3 分配と再分配-ポスト福祉国家論の視点を踏まえて/4 これからの展望-新たな社会モデルの必要性/補論:「人生前半の社会保障」について |
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コラム 世代間格差改善のための医療保険制度モデル私案とその可能性 |
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1 医療保険制度を「完全賦課方式」から「修正賦課方式」に改良/2 実証分析の結果-世代間格差改善のためには新モデルの方が優位 |