書誌種別 |
児童図書 |
タイトル |
百人一首大事典 |
サブタイトル |
完全絵図解説/光琳かるた他絵図解説を掲載 |
タイトルヨミ |
ヒャクニン イッシュ ダイジテン |
サブタイトルヨミ |
カンゼン エズ カイセツ/コウリン カルタ ホカ エズ カイセツ オ ケイサイ |
人名 |
吉海 直人/監修
|
人名ヨミ |
ヨシカイ ナオト |
出版者・発行者 |
あかね書房
|
出版者・発行者等ヨミ |
アカネ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2006.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
143p |
大きさ |
31cm |
価格 |
¥5000 |
ISBN |
4-251-07801-2 |
新聞書評情報 |
産経新聞 |
書評掲載日 |
2007/11/05 |
分類記号 |
911.147
|
件名 |
百人一首
|
内容紹介 |
豊富なビジュアル資料で、歌の内容、作者について、当時の風俗や暮らしなど、一冊で百人一首のすべてがわかる決定版。重要なテーマはコラムや特集ページで詳しく解説。目で見ても楽しめる美しい「光琳かるた」も紹介。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810923080 |
目次 |
百人一首の成り立ち |
|
百人一首の歌と歌人 |
|
貴族の暮らしと遊び |
|
この本の使い方 |
|
第一部 四季の歌 |
|
春 |
|
きみがため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇/人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 紀貫之/いにしへの 奈良の都の 八重ざくら けふ九重に にほひぬるかな 伊勢大輔/高砂の 尾のへの桜 咲きにけり とやまのかすみ 立たずもあらなむ 権中納言匡房/春の夜の 夢ばかりなる たまくらに かひなく立たむ 名こそをしけれ 周防内侍/花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に 小野小町/花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり 入道前太政大臣/もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし 前大憎正行尊/ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 紀友則 |
|
夏 |
|
春過ぎて 夏来にけらし 白たへの 衣ほすてふ 天の香具山 持統天皇/ほととぎす 鳴きつるかたを ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる 後徳大寺左大臣/夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ 清原深養父/風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける 従二位家隆 |
|
秋 |
|
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師/夕されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞふく 大納言経信/さびしさに 宿を立ちいでて ながむれば いづこも同じ 秋の夕ぐれ 良暹法師/むら雨の つゆもまだ干ぬ まきの葉に きり立ちのぼる 秋の夕ぐれ 寂蓮法師/秋の田の かりほのいほの とまをあらみ わが衣手は つゆにぬれつつ 天智天皇/み吉野の 山の秋風 さよふけて ふるさと寒く 衣うつなり 参議雅経/ふくからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ 文屋康秀/しらつゆに 風のふきしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康/きりぎりす 鳴くや 霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかもねむ 後京極摂政前太政大臣/奥山に もみぢふみわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき 猿丸大夫/世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫俊成/あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ 柿本人麻呂/心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 凡河内躬恒/わがいほは 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師/あらしふく 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の にしきなりけり 能因法師/小倉山 みねのもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 貞信公/このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに 菅家/ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは 在原業平朝臣/山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり 春道列樹/今来むと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ちいでつるかな 素性法師/なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな 西行法師/秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の かげのさやけさ 左京大夫顕輔/月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど 大江千里 |
|
冬 |
|
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜ねざめぬ 須磨の関守 源兼昌/あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 僧正遍昭/朝ぼらけ 宇治の川ぎり たえだえに あらはれわたる 瀬々のあじろ木 権中納言定頼/山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば 源宗于朝臣/うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 源俊頼朝臣/かささぎの わたせる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける 中納言家持/朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 坂上是則/明けぬれば くるるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣/田子の浦に うちいでてみれば 白たへの 富士の高ねに 雪は降りつつ 山部赤人 |
|
第二部 恋の歌 |
|
ひみつの恋 |
|
忍ぶれど 色にいでにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで 平兼盛/恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか 壬生忠見/あさぢふの 小野のしの原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき 参議等/玉のをよ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする 式子内親王/住の江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人めよくらむ 藤原敏行朝臣/名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 三条右大臣 |
|
会えない恋 |
|
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに あはむとぞ思ふ 崇徳院/みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ 中納言兼輔/わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思ふ 元良親王/来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ 権中納言定家/難波潟 みじかきあしの ふしの間も あはでこの世を すぐしてよとや 伊勢/なげきつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母/夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり 俊恵法師/ありあけの つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし 壬生忠岑 |
|
恋のなみだ |
|
見せばやな 雄島のあまの そでだにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず 殷富門院大輔/わがそでは 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし 二条院讃岐/音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじやそでの ぬれもこそすれ 祐子内親王家紀伊/ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ 末の松山 波こさじとは 清原元輔/うらみわび ほさぬそでだに あるものを 恋にくちなむ 名こそをしけれ 相模/思ひわび さても命は あるものを うきにたへぬは なみだなりけり 道因法師 |
|
恋のはげしさ |
|
君がため をしからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな 藤原義孝/忘れじの 行く末までは かたければ けふを限りの 命ともがな 儀同三司母/みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに 乱れそめにし われならなくに 河原左大臣/今はただ 思ひたえなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな 左京大夫道雅/長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは ものをこそ思へ 待賢門院堀河/あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの あふこともがな 和泉式部 |
|
恋のつぶやき |
|
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 謙徳公/由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな 曾禰好忠/忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の をしくもあるかな 右近/あひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり 権中納言敦忠/あふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも うらみざらまし 中納言朝忠/やすらはで ねなましものを さよふけて 傾くまでの 月を見しかな 赤染衛門 |
|
自然にたとえた恋 |
|
筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて ふちとなりぬる 陽成院/難波江の あしのかりねの 一よゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 皇嘉門院別当/風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな 源重之/みかきもり ゑじのたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ 大中臣能宣朝臣/ありま山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 大弐三位/かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣 |
|
第三部 日々の思いの歌 |
|
旅の歌 |
|
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも 安倍仲麿/わたの原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ あまのつりぶね 参議篁/わたの原 こぎいでて見れば ひさかたの 雲居にまがふ おきつ白波 法性寺入道前関白太政大臣/これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 蟬丸/立ち別れ いなばの山の みねにおふる まつとし聞かば 今帰り来む 中納言行平 |
|
宮中での歌 |
|
めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな 紫式部/夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ 清少納言/大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 小式部内侍/ちぎりおきし させもがつゆを 命にて あはれことしの 秋もいぬめり 藤原基俊 |
|
世の中を思う歌 |
|
おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つそまに すみ染めのそで 前大僧正慈円/心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな 三条院/世の中は 常にもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの 綱手かなしも 鎌倉右大臣 |
|
昔をしのぶ歌 |
|
ながらへば またこのごろや しのばれむ うしと見し世ぞ 今は恋しき 藤原清輔朝臣/たれをかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに 藤原興風/滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ 大納言公任/人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は 後鳥羽院/ももしきや 古きのきばの しのぶにも なほあまりある 昔なりけり 順徳院 |
|
百人一首をさらに知るために |
|
桜のいろいろ/百人一首と歌枕/歌人の地位と役職/月の見方/光琳かるたと歌番号/百人一首のおぼうさん/百人一首と皇族/歌人の名前/女性のよそおい/遣唐使/宮中に仕えた百人一首の女性たち/和歌を知るための基本用語 |
|
かるたの歴史 |
|
かるたの遊び方 |
|
決まり字を覚えよう!/ちらし取り/競技かるた/源平合戦/坊主めくり |
|
上の句[さくいん] |
|
下の句[さくいん] |
|
人名[さくいん] |