書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ガリレオの迷宮 |
サブタイトル |
自然は数学の言語で書かれているか? |
タイトルヨミ |
ガリレオ ノ メイキュウ |
サブタイトルヨミ |
シゼン ワ スウガク ノ ゲンゴ デ カカレテ イルカ |
人名 |
高橋 憲一/著
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人名ヨミ |
タカハシ ケンイチ |
出版者・発行者 |
共立出版
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウリツ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2006.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,542p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥9000 |
ISBN |
4-320-00569-4 |
注記 |
文献:p495〜527 |
受賞情報 |
毎日出版文化賞 |
受賞の回 |
第60回 |
分類記号 |
423.1
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件名 |
運動(物理学)
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件名 |
Galilei Galileo
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件名 |
ガリレイ ガリレオ
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内容紹介 |
ガリレオ研究の第一人者である著者が、「ガリレオの手稿」の本格的解読に挑んだ書。手稿に書かれたガリレオの証明を数学的・概念的・命題論的に分析する。随所にガリレオ手稿の写真を掲載。 |
著者紹介 |
1946年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810861499 |
目次 |
第1章 ガリレオ運動論の発展段階-分析方法と本書の構成- |
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1.1 ガリレオ手稿分析の方法/1.2 理論発展の五段階/1.3 補説:ガリレオ手稿72の内容と伝承 |
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第2章 迷宮への入口-1604年- |
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2.1 サルピ宛ての書簡(1604年10月16日)/2.2 ガリレオの数学的言語:比例論/2.3 探求の転回点と誤謬推理:手稿128rvおよび85vの分析/2.4 サルピ宛て書簡から得られる歴史的再構成の鍵 |
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第3章 迷宮の手前で-初期の研究(1590年〜1604年)- |
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3.0 概観/3.1 『運動論』(De Motu)の運動分析/3.2 『機械学』の諸概念:特に「モメント」の概念/3.3 振子の等時性とその証明の試み/3.4 時間二乗則(S T[2])の発見をめぐって |
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第4章 迷宮での彷徨1-前期の研究(1604年〜1610年)- |
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4.0 概観/4.1 一時的な難関突破から再び迷宮の深部へ/4.2 移行段階:全体速度概念の問題/4.3 第二の一時的な難関突破:「ガリレオの公準」/4.4 解決不可能な謎:手稿116vの実験/4.5 ガリレオの著述計画:ヴィンタ首相宛ての書簡(1610年5月7日) |
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第5章 迷宮での彷徨2-中期の研究(1610年〜1625年)- |
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5.0 概観/5.1 アリゲッティとグィドゥッチ作成の清書原稿/5.2 理論的成果の検討/5.3 新しい可能性の出現:誤った原理の廃棄に向けて |
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第6章 迷宮からの脱出-1625年頃- |
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6.0 概観/6.1 「倍距離則」と関連手稿:手稿181r(=163v1),65rと85rの分析/6.2 誤った原理から正しい原理への移行 |
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第7章 迷宮を後にして-後期の研究(1625年〜1638年)- |
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7.0 概観/7.1 『二大世界系対話』(1632)の運動論/7.2 『新科学論議』(1638)における運動論の全体的構成/7.3 変装した「倍距離則」:第2部命題1の出現/7.4 『新科学論議』の諸命題とガリレオ手稿72/7.5 「位置運動論」第3部:投射体運動論 |
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第8章 残された問い-晩期の研究(1638年〜1642年)- |
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8.0 概観/8.1 残された問い/8.2 ガリレオ運動論への反響と応答 |
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第9章 ガリレオ運動論の方法-その歴史的意義と問題性- |
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9.0 概観/9.1 数学的自然学の基本構図/9.2 アルキメデス主義者・ガリレオ/9.3 近代科学の世界把握:もう一つの迷宮 |
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あとがき |
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参考文献 |
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索引 |