書誌種別 |
図書 |
タイトル |
初唐・盛唐期の敦煌における阿弥陀浄土図の研究 |
タイトルヨミ |
ショトウ セイトウキ ノ トンコウ ニ オケル アミダ ジョウドズ ノ ケンキュウ |
人名 |
勝木 言一郎/著
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人名ヨミ |
カツキ ゲンイチロウ |
出版者・発行者 |
創土社
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出版者・発行者等ヨミ |
ソウドシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2006.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
515p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥12000 |
ISBN |
4-7893-0049-8 |
注記 |
布装 |
注記 |
文献:p487〜508 |
分類記号 |
702.2217
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件名 |
敦煌
/
仏教美術
/
図像学
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内容紹介 |
敦煌壁画に描かれた阿弥陀浄土変相・観経変相と阿弥陀三尊五十菩薩図を題材に、初唐・盛唐期に形成された極楽浄土のイメージの諸相とその受容の様態を明らかにすることで、そのイメージ形成の独自性を論じる。 |
著者紹介 |
独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所美術部主任研究官。専攻は、東洋美術史、仏教美術史。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810852143 |
目次 |
序章 阿弥陀浄土図の概念と特質 |
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1.はじめに/2.阿弥陀浄土図の概念と特質/3.阿弥陀三尊五十菩薩図に関する研究の沿革/4.阿弥陀浄土変相・観経変相に関する研究の沿革/5.初唐・盛唐期における敦煌の阿弥陀浄土図の研究への展望 |
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第1章 敦煌莫高窟第332窟阿弥陀三尊五十菩薩図にみる絵画構成 |
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1.はじめに/2.敦煌莫高窟第332窟東壁門口南側の壁画に関する研究の沿革/3.敦煌莫高窟第332窟の窟形式および窟内構成/4.第332窟東壁門口南側の壁画の絵画的構成/5.第332窟東壁門口南側の壁画の主題/6.敦煌莫高窟における阿弥陀三尊五十菩薩図のその後/7.おわりに |
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第2章 臥龍山千仏巌造像と阿弥陀仏五十二菩薩伝 |
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1.はじめに/2.天竺鷄頭摩寺五通菩薩の故事/3.阿弥陀三尊五十菩薩図の図像/4.臥龍山千仏巌造像の作例/5.おわりに |
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第3章 小南海石窟中窟の三仏造像と蓮華化生式九品往生図浮彫299 |
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1.はじめに/2.小南海石窟に関する研究の沿革と問題の所在/3.中窟造営の経緯/4.中窟の窟内構成と三仏造像/5.中窟西壁の九品往生図浮彫/6.小南海石窟以後の蓮華化生式九品往生図の展開/7.おわりに |
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第4章 敦煌莫高窟第220窟南壁壁画阿弥陀浄土変相にみる浄土景観のモチーフと『観無量寿経』 |
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1.はじめに/2.浄土景観の構成/3.尊像および荘厳の構成/4.第220窟南壁壁画における宝池の意味(華座段を内包する宝池)/5.外縁部のない浄土変相/6.阿弥陀浄土変相としての系譜/7.おわりに |
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第5章 敦煌莫高窟第431窟壁画九品往生図にみる来迎引接式九品往生と地獄の表現 |
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1.はじめに/2.敦煌莫高窟第431窟に関する研究の沿革/3.第431窟南壁の九品往生図壁画の図像とその特質/4.敦煌における来迎引接式九品往生図壁画の展開及びその概念の見直し/5.おわりに |
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第6章 敦煌壁画の観経変相十六観図にみる観想者の表現 |
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1.はじめに/2.敦煌の観経変相に関する研究の沿革/3.「観想」という行為が造形化されるという問題をめぐって/4.敦煌の観経変相十六観図にみる観想者のかたち/5.おわりに |
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第7章 敦煌壁画の観経変相日想観図にみる山水表現とその意味 |
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1.はじめに/2.『観無量寿経』の化前序および日想観における山水のあつかい/3.敦煌壁画中の観経変相日想観図にみる山水表現について/4.日想観図にみる山水モチーフの意味とその成立背景/5.おわりに |
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第8章 敦煌壁画にみる極楽浄土の「舞」と「楽」 |
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1.はじめに/2.極楽イメージの概念/3.発生段階の阿弥陀浄土変相にみられる「舞」と「楽」/4.敦煌壁画の阿弥陀浄土変相や観経変相にみられる「舞」と「楽」/5.おわりに |
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第9章 極楽浄土のモチーフとしての共命鳥 |
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1.はじめに/2.共命鳥のイメージに関する先行研究と問題の所在/3.敦煌地区にみられる共命鳥のイメージ/4.中国中央部における共命鳥の図像/5.新彊地区における共命鳥の図像/6.中国の浄土教経典などにみる共命鳥の位置づけ/7.おわりに |
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終章 初唐・盛唐期の敦煌における阿弥陀浄土図の形成 |
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1.はじめに/2.初唐・盛唐期の敦煌における阿弥陀浄土図の図像に関する総括/3.敦煌壁画に描かれた阿弥陀三尊五十菩薩図の展開/4.敦煌壁画に描かれた阿弥陀浄土変相や観経変相の展開/5.おわりに |