書誌種別 |
図書 |
タイトル |
近世東海地域の農耕技術 |
シリーズ名 |
愛知大学綜合郷土研究所研究叢書 |
シリーズ番号 |
19 |
タイトルヨミ |
キンセイ トウカイ チイキ ノ ノウコウ ギジュツ |
シリーズ名ヨミ |
アイチ ダイガク ソウゴウ キョウド ケンキュウジョ ケンキュウ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
19 |
人名 |
有薗 正一郎/著
愛知大学綜合郷土研究所/編集
|
人名ヨミ |
アリゾノ ショウイチロウ アイチ ダイガク ソウゴウ キョウド ケンキュウジョ |
出版者・発行者 |
岩田書院
|
出版者・発行者等ヨミ |
イワタ ショイン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2005.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
268p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5200 |
ISBN |
4-87294-412-7 |
分類記号 |
610.1215
|
件名 |
農業技術-歴史
/
東海地方-農業-歴史
|
内容紹介 |
近世農書が記述する農耕技術から、地域固有の性格を明らかにする。「農業時の栞」「農業日用集」「農稼録」などの農書を読み解き、近世東海地域の農耕技術について考察した論考を中心に14篇を収録。 |
著者紹介 |
1948年鹿児島市生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。愛知大学文学部教授。著書に「在来農耕の地域研究」など。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810824007 |
目次 |
第1章 近世農書にみる三河国平坦部の耕作技術 |
|
第1節 農書について/第2節 三河の農書/第3節 三河国平坦部の耕作技術の地域性 |
|
第2章 耕作技術の地域性-『農業時の栞』 |
|
第1節 はじめに/第2節 底本と著者と赤坂宿/第3節 著作目的/第4節 耕作技術の地域性/第5節 三河国の農書への継承性/第6節 おわりに |
|
第3章 木綿耕作法の地域性-『農業日用集』 |
|
第1節 はじめに/第2節 『農業日用集』について/第3節 『農業日用集』の木綿耕作法/第4節 他地域の農書との比較/第5節 豊川下流域における作付地/第6節 豊川下流域における作付面積と収量/第7節 おわりに |
|
第4章 木曽三川河口部の水田耕作法-『農稼録』 |
|
第1節 はじめに/第2節 『農稼録』について/第3節 木曽三川河口部における耕地利用の概要/第4節 『農稼録』の水稲耕作法/第5節 『農稼録』の水田管理法/第6節 飛島村における冬季水田高畦の造成手順/第7節 濃尾平野における冬季水田高畦の分布と性格/第8節 濃尾平野の水田高畦に関する史料/第9節 濃尾平野の冬季水田高畦についての考察/第10節 おわりに |
|
第5章 飛驒古川盆地の耕作法-『農具揃』 |
|
第1節 はじめに/第2節 古川盆地の自然環境/第3節 飛驒国における耕地利用の性格/第4節 古川盆地における19世紀中頃の耕地利用/第5節 『農具揃』の水稲耕作暦の地域性/第6節 人力犂の形態と分布と使用法/第7節 おわりに |
|
第6章 岐阜県東部で使われていた人力犂 |
|
第1節 はじめに/第2節 岐阜県東部の人力犂に関する史料/第3節 人力犂の分布と用途/第4節 水田の耕起に使った人力犂/第5節 畑の畝くずしに使った人力犂/第6節 4地区の使用法の比較 |
|
第7章 耕起具の発達過程にみる人力犂 |
|
第1節 はじめに/第2節 岐阜県で使われていた人力犂の概要/第3節 耕起具の発達過程上のミッシングリンク/第4節 耕起具の発達過程における位置付け/第5節 おわりに |
|
第8章 東アジアの人力犂 |
|
第1節 はじめに/第2節 日本の人力犂/第3節 朝鮮の人力犂/第4節 中国北部の人力犂/第5節 中国雲貴高原の人力犂/第6節 おわりに |
|
第9章 三河国村松家の夏季畑地輪作 |
|
第1節 村松家と『作物覚帳』/第2節 村松家の農業経営/第3節 畑地における夏作物の輪作型/第4節 おわりに |
|
第10章 渥美半島の「稲干場」 |
|
第1節 はじめに/第2節 本章の目的と考察の手順/第3節 三河国東部における分布と立地/第4節 渥美半島の稲干場における稲の干し方/第5節 稲干場の意味/第6節 おわりに |
|
第11章 近代初頭 奥三河の里山の景観 |
|
第1節 はじめに/第2節 本章の目的と方法/第3節 『地籍字分全図』に描かれた里山の地目配置/第4節 里山の景観と利用の実態/第5節 里山の景観のひな型 |
|
第12章 豊川下流域の不連続堤と遊水地 |
|
第1節 豊川下流域における不連続堤の分布/第2節 豊川下流域における築堤の歴史/第3節 「霞」呼称の由来/第4節 豊川左岸遊水地の土地利用 |
|
第13章 近代初期 伊賀国庶民の日常食 |
|
第1節 はじめに/第2節 『人民常食種類比例』にみる日常食/第3節 茶がゆと麦飯/第4節 近代初期 伊賀国の米と麦の生産量/第5節 近代初期 伊賀国庶民の米飯量/第6節 おわりに |
|
第14章 ヒガンバナの自生地と集落の成立期 |
|
第1節 はじめに/第2節 ヒガンバナの1年/第3節 渥美半島で調査することの意味/第4節 ヒガンバナの自生地分布/第5節 ヒガンバナの自生面積と集落成立期との関わり/第6節 ヒガンバナの自生地と土地利用/第7節 おわりに |