書誌種別 |
図書 |
タイトル |
動物園における親子コミュニケーション |
サブタイトル |
チンパンジー展示利用体験の比較 |
タイトルヨミ |
ドウブツエン ニ オケル オヤコ コミュニケーション |
サブタイトルヨミ |
チンパンジー テンジ リヨウ タイケン ノ ヒカク |
人名 |
並木 美砂子/著
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人名ヨミ |
ナミキ ミサコ |
出版者・発行者 |
風間書房
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出版者・発行者等ヨミ |
カザマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2005.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
3,247p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥10000 |
ISBN |
4-7599-1510-9 |
注記 |
文献:p233〜244 |
分類記号 |
480.76
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件名 |
動物園
/
幼児
/
児童
/
コミュニケーション
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内容紹介 |
家族連れが訪れる動物園において、動物園側の目的は理解されているのか。家族連れのコミュニケーションに、展示の構成要素がどのような役割を果たしているのか。調査・研究から今後の動物園展示のあり方を考える。 |
著者紹介 |
1957年生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程(後期)修了。博士(学術)。千葉市職員。千葉市動物公園で主に子ども向けのプログラム開発に従事。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009810756168 |
目次 |
序章 |
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1 動物園来園者同士の交流への視座:知識の普及から対話的学びへ/2 動物園の転機と最近の展示改革/3 本研究で明らかにしたいことと理論的枠組み/4 調査のデザイン:展示の意図伝達の検証と展示解釈を知るための方法/5 動物展示のありかたへの提言と来園者理解の新しい枠組みの提案/6 本論の構成 |
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第1章 博物館来館者研究からの示唆:「情報の受け手」から「探索者としての来館者」へ |
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1 博物館における来館者研究動向の概観と「来館者理解」のはじまり/2 社会構成主義による学習理論の博物館への応用/3 視覚重視の展示とコミュニケーション・システムとしての展示/4 来館者各人の認識特徴への関心/5 「交わり」の目的をもったコミュニケーション:来館者どうしの交流 |
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第2章 来館者相互の交流に着目した「交わりコミュニケーションモデル」の創出 |
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1 学習の共同的側面:博物館教育研究における構成主義理論の導入/2 交わりコミュニケーションモデルの創出/3 来館者相互の「交わりコミュニケーション」の成立要件:展示を一緒に見る体験/4 交わりコミュニケーションの内容に「学習体験」を探るという視点 |
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第3章 動物園における展示の発展過程と日本の新しい類人猿展示 |
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1 動物展示法の変遷概観/2 日本の類人猿展示への影響/3 類人猿に対する来園者の興味の高さ |
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第4章 家族間での学習体験 |
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1 幼児を含む子どもへの関心/2 本研究における「学習体験の理解」の定義/3 アメリカの博物館における「家族での学び」研究概観/4 幼児を含む「家族での学び」研究概観 |
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第5章 家族連れ来園者の動物展示観覧の体験を理解するための方法 |
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1 インタビュー法と会話採集法/2 家族間の発話の特徴/3 発話採集法を用いた先行研究/4 幼児を含む「家族連れ来園者」の会話採集法の問題/5 本論で用いた発話分類/6 予想されるカテゴリー別「発話」の展開/7 子どもの年齢の考慮 |
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第6章 親子はどのようにチンパンジー展示を利用しているのか(新旧展示の縦断的比較) |
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1 方法/2 結果 その1 新展示に対する来園者の印象/3 結果 その2 展示意図に関連した分析/4 結果 その3 「交わりコミュニケーション」の展示間比較/5 総合的考察:「伝達」と「交わり」を左右する要素 |
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第7章 来園者の能動性に依拠した動物展示法と解説のあり方への提言 |
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1 動物への共感が触発される展示:間近さの演出/2 利用できる「展示物」の役割/3 「過ごしやすさ」の構成要素とその意義/4 展示者側から示されるべき情報の吟味/5 要約と課題 |